ジョジョの奇妙な冒険 Wiki
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テンプレート:漫画スタンド」は、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する架空の超能力。Part3(第三部)で初登場し、以降のシリーズに設定(能力)が引き継がれている。漢字では「幽波紋」と表記されるが、中国語版ではそれとは別に「替身」という言葉が通常使われる。

テンプレート:ネタバレ

概要[]

「スタンド」とは「パワーを持った像」デあり、持ち主の傍に出現し、様々な超常的能力を発揮して、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在である。その姿は人間に似たものから、動物や怪物のようなもの、果ては無機物まで千差万別である。

スタンドを自らの意志で使役することの出来る人間を、作中では「スタンド使い」や「スタンド能力者」と呼ぶ。またスタンドに主軸をおいて「本体」と呼ぶこともある。なおこの中で「スタンド使い」という言い方には、単にスタンドを発現させただけでなくそれを自分の意思で操作出来る者という意味が含まれる[1]。スタンドはそれぞれの能力者1人[2]に1つずつ備わる。

作中では「スタンド」という名称は、Part3『スターダストクルセイダース』では守護霊の様に使い手の「傍に立つ (Stand by me)」ことからジョセフ・ジョースターが、Part7『スティール・ボール・ラン』では敵や困難に「立ち向かう (stand up to)」ためのものとしてマウンテン・ティムが、それぞれ名付けている。彼らが命名する以前になにか呼ばれ方があったかは不明であるが、一例として空条承太郎はスタンドという言葉を知る以前には「悪霊」という言葉を使っている。また、命名したのがジョセフであるにもかかわらずDIOの刺客等もスタンドという呼称を用いている事については、「スタンドと命名したのは実はDIO、もしくはエンヤ婆で、その呼称が部下の間で用いられるようになり、「ハーミット・パープルの念写」でそれを知ったジョセフ達も用いるようになったのではないか」とする見解が出ている[3]

作者の荒木飛呂彦によれば、「スタンド」とは超能力を目に見える形で表現したものである。例えば「曲がるスプーン」や「破壊される壁」などといった超能力の影響を受けた物体を描くのではなく、超能力そのものに姿を持たせて絵に描くことができるようにしたものがスタンドである。荒木はかつてインタビューで「裏づけというか説得力というか、そういうものが欲しかったんです。「ムッ」と念じるだけで物がバーンと割れるんじゃなくて、他人には見えないんだけど実際に何かが出てきて、そいつが物を割ってくれる、みたいな」と述べている[4]

なお「スタンド」の発音はゲームやCD、OVAなどキャラクター間でも異なるが、基本的には英語の「Stand」と同じく「タ」にアクセントを付けるのが正しいテンプレート:要出典。ただし「スタンド使い」の発音は「ス」を弱め「タンド」を強く発音するもので統一されている。

各スタンド固有の名前の由来は、Part3はタロットカード大アルカナなどから、それ以降は洋楽のアーティスト名・曲名・アルバム名からとられている事が多い。なお、人物の名前などを洋楽方面から取材するというこの傾向はスタンドに限らずジョジョの奇妙な冒険全編を通じて多く見られるものである。

スタンドのルール[]

スタンドはPart3の冒頭のジョセフの台詞や、画集『JoJo6251[荒木飛呂彦の世界]』のスタンドの解説ページでは「生命エネルギーが作り出す(画集では造り出すパワーある像」と説明されている(太字は引用部分。像にはヴィジョンと振り仮名が振られる。ただし本体や物質と同化するタイプはヴィジョンが存在しないものが多い)。

スタンドの能力や姿は個々で全く違っているが、原則的に以下のような特徴を持っている。

スタンドは一人につき一体
これは、途中から解釈が変更され、全く異なるスタンドを複数種類同時に持つ事は無いという意味、つまり、「一人いち能力」になっている。同じスタンドの分裂体ならば数体から数百体で構成されるスタンド(例:バッド・カンパニー、ハーヴェスト、セックス・ピストルズ)もPart4以降に登場している。
例外として、複数人で一体のスタンドを共有する場合(例:タトゥー・ユー!)や、その逆(D4C)もある。
全く同じ能力のスタンドは、一部の例外を除き、本編に登場しないが、特に存在しないといった設定は無い。
スタンドを見ることができるのはスタンド使いだけ
例外として物質と同化したスタンド(例:船のスタンド「ストレングス」、食った肉と同化した「イエロー・テンパランス」、自動車と同化した「ホウィール・オブ・フォーチュン」…その他)や、レクイエム化(後述)したスタンドはスタンド使いでない人間にも視認できる。
スタンドに触る事が出来るのはスタンドだけ
「見る」場合と違って、スタンド能力を持つ人間であってもスタンドに直接触れる事は出来ない(実体化したスタンドおよび物質同化型「水蒸気や電気と同化を含む」のスタンドを除く)。ただしスタンドの方から物体に触る場合は、本体の意志によって触れるか触れないかを自由に調節出来る。つまりスタンドは物質透過が可能である(ただし厚さに限度はある)。なお透過しなかった物体に対して力負けし、結果としてスタンドでない物体によって損傷を受けるという事はあり得る[5]
スタンドは本体の意思によって動く
例外として自動操縦型や精密動作性が低いスタンド、本体とは別に自我を持つスタンド(例:スパイス・ガール、エコーズACT3)はその限りではない。また、スタンドが本体の意向を無視して動く場合もある(例:スーパー・フライ、チープ・トリック、ドラゴンズ・ドリーム、ベイビィ・フェイス、ウェザー・リポート)。
スタンドが傷つけば本体も傷つく
上述のようにスタンドとは本体であるスタンド使いの生命力が像をなしたものなので、それが傷つくとスタンド使いも傷を(主には肉体の同じ部位に)うける。また本体が死亡するとスタンドも消滅する。
ただしこれにはいくつも例外があり、形状が人型でないスタンド(例:ハーミット・パープル)、自動操縦型など本体の意志と切り離されて行動するスタンド、物質と同化するタイプのスタンドなどにはあてはまらない場合がある。スタンドの一部でもただの道具は破壊されても影響が無い場合がある。
ダメージの程度によっても変わる。上述した群体型スタンドの場合は、そのうちの1体が殴りつぶされた程度では本体には大きなダメージにならない。キラー・クイーンのシアー・ハート・アタックの場合はスター・プラチナに殴られてヒビが入ったりキャタピラが取れたりしても本体の吉良吉影は傷つく事も無かったが、エコーズACT3の攻撃で重くされた時は同様に本体の左手も重くなっていた。
また、スタンド使い本体が死亡しても、スタンド能力だけが生きている場合がある(例:アヌビス神、チープ・トリック、ノトーリアス・BIGなど)。暴走を起こして本体の意志を受け付けないような状態のスタンド(例:スーパー・フライ、チャリオッツ・レクイエム)なども受けたダメージが本体に影響しない場合があるようである。
ダメージの回復もある程度リンクするような描写がある。
本体から離れて行動できる距離に限界がある
「射程距離」と呼ばれる。この距離はスタンドごとに違っていて、原則的には射程距離の長さと力の強さ(ここで言う力とは腕力のような意味での力)は反比例の関係にある。遠くまで行けるスタンドは力が弱く、そうでないスタンドは強い。また同じスタンドでも本体から離れるほど力は弱まる。射程距離は短い部類では本体から2メートル程度しか離れられず、50メートルも離れられれば長い部類とされる。中には数百キロメートルという極端に長い射程をもつスタンドや、射程距離:∞(無限大)のものも存在する。
「射程距離」の概念は、「本体を中心としたスタンド像自体の行動可能範囲」と、「スタンド像を中心とした能力の効果範囲」の2種類がある。主に広範囲に無差別攻撃を仕掛けるタイプのスタンド(例:グレイトフル・デッド、グリーン・デイなど)は後者である。
例外として、自動操縦型は遠距離でも強いパワーで攻撃できるが、複雑な動作ができない場合が多い。ベイビィ・フェイスなどは近距離型、遠距離型、自動操縦型の短所を克服したスタンド能力を持つ。
自動操縦型スタンドは、傷ついたり倒されたとしても、そのダメージが本体に伝わることはほぼ無い。また、ブラック・サバスのように、スタンドの発動自体が自動的で、本体が、自身のスタンドが発動したことにすら気づかない場合もある。
スタンドは特殊な能力を一つ持つ。
スタンドはそのスタンド固有の「特殊能力」をもっている。人型であれば、手足による格闘は含まれない。また話が進むにつれて、単純に攻撃するだけでなく、特殊な条件でのみ発動する限定的な能力などが登場。
例外として、キラー・クイーンは「爆弾」という形で最終的に3つの特殊能力を持っている。またエコーズもACT1 - 3の3種類が存在し、それぞれが別の特殊能力を持つ。逆にシルバー・チャリオッツのように特殊能力らしい特殊能力を持たないスタンドも存在する。
特殊能力はスタンド像のパワー・射程距離とは関係がなく、近距離型でありながら超遠距離まで特殊能力が発揮されるスタンド(ゴールド・エクスペリエンス、ウェザー・リポート)やパワー評価が低いにもかかわらず、特殊能力による破壊力は高いスタンド(C-MOONなど)もいる。反比例の関係も必ずしもなく、射程距離・パワーともに高い特殊能力も存在する(ウェザー・リポートなど)。
スタンドは成長する
スタンド使いの精神的な成長や外的要因(「矢」で刺される、「天国へ行く方法」を実行する)によっては新能力に目覚めることがある。

スタンド能力の発現条件[]

スタンドは全ての人間が持つことができるわけではなく、一部の人間のみが持つことができる。その発現の仕方は

  1. 親族(ないしはそれに類する存在)に強いエネルギーを持ったスタンド使いがいて、その影響を受ける
  2. 生まれつき
  3. スタンドの矢で射抜かれる、あるいは傷つけられる
  4. 「ホワイト・スネイク」の能力によってスタンド能力をDISC化したものを頭部に挿入される
  5. 各分野での長年の修行の結果として発現(Part6のケンゾーのみ)
  6. 「悪魔の手のひら」と呼ばれる地域に遭遇する

などがこれまでに作品で描かれている。(1)と(2)はPart3、(3)はPart4、(4)と(5)はPart6、(6)はPart7でそれぞれ初めて登場した。

この内「スタンドの矢」と「悪魔の手のひら」は宇宙からの隕石が密接に関係しているとされる。Part5でのポルナレフの説明によれば「とある隕石に触れた者の大半は怪死したが、一部の者はスタンドに酷似した能力を発現した。その隕石の岩石と同じもので矢の矢じりは作られている」という。この事からポルナレフは隕石内の未知のウイルスと共生できた者が、ウイルスによる「ご褒美」として能力を与える「ウイルス進化論」と仮説を立てている。また、「悪魔の手のひら」が登場するPart7のネイティブアメリカンの説明では、「悪魔の手のひら」はかつて隕石が落下した跡とされている。

「スタンドのDISCの挿入」による発現は「特定の個人のスタンド能力によって実現されている」「純粋な意味での発現ではなく、誰かから誰かへの能力の移動である」という二点において特殊なケースである。どんな人間にでも能力を移せるわけではなく、強大なスタンドを使いこなすには使う側にそれなりの精神力が必要であるため、力不足な人間にDISCを挿入した場合にはDISCは弾き出されてしまう。なおDISCは人間以外の生き物にも挿入できる。

基本的にスタンドは「闘争心」や「自分の身を守る」という意志に反応して現れるので、性格が穏やかすぎる人間がスタンド能力を得てしまった場合、そのエネルギーはかえって本人への害となり高熱や昏睡状態を招き、最終的には死にも至らしめる。作中に登場した人物ではホリィ(Part3)と幼少期の仗助(Part4)がこれを体験しており命を落としかけたが、上でいう (1) のケースであった二人の場合は発現の原因であるDIOが先に死亡したことで死をまぬがれた。

(5)のケース、”長年の修行の結果”として、Part7『スティール・ボール・ラン』の単行本10巻では、登場人物のジャイロ・ツェペリの使う『鉄球』の技や、Part1『ファントムブラッド』から登場していた『波紋』はスタンドという才能に近づく為の技術だと解説されている。また同じ巻で”スタンドの才能を引き出す道具”について述べたページに石仮面が描かれているが、スタンドにどのような関わりがあるかは明確に述べられていない。

しかしながら本編ストーリー中でウィル・A・ツェペリが登場間もなく、波紋法が対石仮面対策技術であることを語る。その説明の中で、石仮面の作用で不死身の状態になることと、波紋法という技術が表と裏の関係ではあるが同じエネルギーであると語っている。 のちのPart3に登場したDIOが吸血行為なしに海を漂流している間も(石仮面により引き出された能力の一つとして)不老不死であったことと、Part2『戦闘潮流』に登場のリサリサは波紋の技術により老化しない、という共通点がある。石仮面により与えられるエネルギーと波紋法のそれが同じであるからこそという解釈ができる。ならば波紋の技術同様、石仮面もスタンドの才能に近づく切っ掛けになると考えて差し支えないといえる。

スタンドのタイプ[]

スタンドには特殊能力の他に概念上のルールがあり、敵も味方もそのルールの下に置いてスタンドを使用している。ここに記すのは基本的なルールに沿った大まかな分類であり、物語の中には例外もあり得る。

パワー分類[]

近距離パワー型
本体からの射程距離は短いが身体能力が強く、大抵のものは素手で鉄や岩を破壊したり人間を殺害できるほどの力を持つ。射程距離内なら能力を最大限に発揮できる。
射程距離上、常に本体と一緒に行動することになる。そのため戦闘時には本体も攻撃に巻き込まれることになり、本体を守りながら戦わなければならないし、本体にもかなりの運動能力と負傷の覚悟が必要。もっともその分本体を防御する能力(パワー、スピード)は高く、銃弾程度なら防ぐことが出来る。ただし基本的に人型(腕が2本)のため、捌ける量に限度がある。
遠隔操作型
本体からの射程距離は長いが、力は弱い。本体は離れた場所などに隠れている場合が多い。
移動の自由度が高く、逃げ隠れ回避しながらの奇襲攻撃・ヒットアンドアウェイを得意とする。逆に言うとパワーは無いので一旦捕捉されて正面対決になると不利であり、攻撃を受け止めて防御するのも苦手。
ある程度の範囲であれば自由に出し入れできるので、結果として瞬間移動可能なスタンドも存在する。
純粋な人間型のスタンドは少なく、小人、昆虫、動物、機械などの形をしたものが多い。
また遠距離まで行けるが、本体の近くにいれば強いパワーを出せるスタンドや(例:ハイ・プリエステス、ホワイト・スネイクなど)、遠距離でも特定の条件下で、パワーが上がるスタンドも存在する(例:レッド・ホット・チリ・ペッパーなど)。こちらは近距離パワー型同じく人型が多い。
本体と感覚を共有しているものが多く、中には意思すら共有するものもある。(例:アクア・ネックレス、レッド・ホット・チリ・ペッパーなど)
複数体タイプ(例:バッド・カンパニー、セックス・ピストルズなど)は全て遠隔操作型である。
遠隔自動操縦型
ほぼ無限と言える長射程をもち、しかも本体との距離に関係なく強い力を発揮できる。さらに、スタンドへのダメージは本体へほぼ無関係であり、そのためスタンド自体の耐久性も極めて高い(傷がつかないか、傷つけられても即再生するなど)。つまり遠距離から一方的に、しかもパワフルに攻撃できるという特性を持つ。「本体が遠く離れていて、しかも姿が不明」という条件下では無敵と言える。
欠点としては、一定の規則や条件によってしか行動できないため、攻撃は大雑把かつ無差別になる。防御・回避行動を取ることもできない。スタンド像周囲の状況は本体には全く判らず、操作が全くできないため、危険がせまったときスタンドを呼び戻して防御することもできない。そのため身を守るのには向かず、本体を逆探知され、接近されると窮地に陥る可能性がある。
倒しても「スタンド像が消滅」するのみで、本体には影響が無いため再発動が可能。完全に消滅させるには本体を探して倒すしかないが、例外として、逆に本体が死亡したことにより発動するタイプもいる(例:ノトーリアス・BIG)。

形状分類[]

人間型
人間と同じく四肢を持つスタンド。最も登場数の多いタイプである。その性質上近距離型が多く、戦闘では直接的な格闘が中心となる。また、能力を使用する際には、対象を殴るか触れるなどして発動させる場合が多いため、四肢を破壊されると能力を使用できなくなることがある。主人公のスタンドではPart7のジャイロのスタンド「スキャン」とPart3でのジョセフのスタンド「ハーミット・パープル」を除いてすべて人間型である。
「人間型」としているが、スター・プラチナの様にほぼ人間と変わらない姿から、ザ・ワールドやクレイジー・ダイヤモンドの様に、人と機械が融合したような「亜人型」まで若干のバリエーションがある。
群体
蟻の群れのように複数体を合わせて1単体(1隊)という計算。数が多ければ多いほど一体あたりのダメージ伝達は小さくなる。そのため少々破壊されても本体に大きなダメージはいかない(全6体と個体数の少ないセックス・ピストルズは、スタンドのダメージを本体の1/6で分担している為、全部やられると本体が死亡する危険がある)。1体1体の力は弱く、姿も小さい(とはいえ人間を殺傷する程度ならできる)。そのため遠隔操作型であることが多い。特殊能力は無いか、弱い場合が多い。
長い射程距離を生かして距離を取って戦えば本体は安全だし、ダメージフィードバックでやられることも少ないため、スタンド戦闘においてはかなり有利な類型だが、本体の小ささから至近距離からの拳によるラッシュや、遠距離からの銃弾に対しては不利になる(例:バッド・カンパニー、ハーヴェスト、セックス・ピストルズなど)。
分裂型
スタンドの一部を分裂させて、複数体としても使用できるスタンド。分裂体がそれぞれ別の形態・性能を持つこともある(近距離パワー型と自動操縦型に分裂など)。群体型と同じく、1体あたりのダメージはある程度分散される(例:ハイウェイ・スター、キラー・クイーンのシアー・ハート・アタック、フー・ファイターズなど)。
一体化型
本体とスタンドが一体化しているタイプ(例:ストレイ・キャット、フー・ファイターズなど)。スタンドの能力が本体に直接作用する場合が多い。クヌム神(頭部)やラブ・デラックス(髪の毛)の様に、本体の肉体の一部自体がスタンドである場合もある。
装着型
特殊メイクやスーツのように本体を包み込んでいる。本体の防御力やパワーを強化するものが多く、性質上近距離型が多い(例:ホワイト・アルバム、オアシスなど)。
道具型
スタンド使いが武器(または道具)として使用する。そのためパワーはスタンド使い次第である。自発的に動けるものや、本体の身体能力を補助できるものもいる(例:エンペラー、トト神、ビーチ・ボーイ、クリーム・スターターなど。トト神の場合は、物質同化型でもあるのか、一般人にも見えるし触れる)。
物質同化型
実体のある物に取り付き、一般人の目にも見えるし触れるため、スタンド以外でも傷つけることができる(但し、物理攻撃によるダメージは本体にフィードバックしない)。そのため普通の物質と区別がつかないこともある。実体を元に変形する場合が多い(例:ストレングス、イエロー・テンパランス、ホウィール・オブ・フォーチュン、サーフィスなど)。
不定形型
砂など不定形な形態を取るスタンド。物理攻撃は効かず、変身能力を持ったスタンドが多い。遠距離型と兼用であれば、本体・スタンドともに攻撃を受けにくくなるため、かなり強力なスタンドになるが、それ故に拳や銃弾から本体を防御するのが難しい(例:ザ・フールなど)。

スタンドパラメータ[]

「スタンドパラメータ」とは、ファンブック「JOJO-A-GO!GO!」より設定された、スタンド能力を「破壊力」「スピード」「射程距離」「持続力」「精密動作性」「成長性」の6種類の評価基準によって評価したものである。Part5『黄金の風』に登場するスタンドからこの設定が付けられるようになり、それに伴いPart3『スターダストクルセイダース』、Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場したスタンドにも後付けで設定された。ただしPart7『スティール・ボール・ラン』に登場するスタンドには、今のところこのパラメータは設定されていない。

評価は基本的にA(超スゴイ)、B(スゴイ)、C(人間と同じ)、D(ニガテ)、E(超ニガテ)の5段階。例外として「なし」、スピード、射程距離、持続力には「∞(無限大)」という評価が、成長性には「完成」という評価がある。評価できない場合は「-」と書かれ、設定されていない。

スタンド能力の優劣を判断する場合の目安の一つとなるが、作中において「スタンドは適材適所」や「スタンドに強いも弱いも無い」との台詞どおり、A評価が多いからといって、いかなる状況においても優れたスタンドであるとは定義できない。この設定のため登場人物達は、限られた情報から敵の能力を推理する必要がある。

破壊力
スタンドの単純な攻撃力、破壊力などを評価したもの。近距離パワー型や自動操縦型にこの評価が高いスタンドが多い。あくまでそのスタンドの持つ純粋な力を示したもので、Part3、4の「クリーム」や「ザ・ハンド」など、絶大な攻撃力を持つにもかかわらず、それが固有の能力に依存する破壊であるためにA評価が付けられていない場合が複数存在する(Part3にはわずかに2体、Part4でも3体しか破壊力A評価のスタンドが存在しない)。一方、Part5以降はA評価のスタンドが激増した。なお、劇中でパワーが強い描写があまり見られない「エコーズACT3」や「ストーン・フリー」がA評価を受けていることもあり、同じ評価でもある程度振れ幅がある事が分かる。ちなみに主人公のスタンドではPart5のジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス(C評価)」以外全てA評価である。
スピード
スタンドがどの程度機敏に行動できるかを評価したもの。近距離パワー型や自動操縦型にこの評価が高いスタンドが多い。
スピードとはいっても近距離型はほとんど移動できないし、遠距離型はスピードを欠くため、高速移動できるスタンドはほとんどいない。[6] どちらかというとラッシュの速さや反応速度などに反映される。
主人公のスタンドではPart6の徐倫のスタンド「ストーン・フリー」以外全てA評価である。
射程距離
スタンドが本体からどの程度離れることができるか、またはスタンドの攻撃範囲を評価したもの。破壊力が低評価のスタンドや自動操縦型にこの評価が高いスタンドが多い。具体的な数値としては、A評価の「エコーズACT1」が50m以上、C評価の「エコーズACT3」が5mというのが作中に登場する。主人公のスタンドは全て低評価だが、「ストーン・フリー」は糸状なら10メートル程度まで届いている描写がある。
持続力
どの程度長時間スタンド能力を発動、維持できるかを評価したもの。「スター・プラチナ」の時間停止など、「特殊能力を発動していられる時間」という意味でも使われるが、厳密に区別はされていない。
精密動作性
スタンドにどの程度緻密な行動を行わせることができるかを示したもの。つまり評価が低いほど大雑把な動作しかできないが、この評価が低いものには無差別攻撃を行うスタンドも多々存在する。この評価と破壊力がAというスタンドは「スター・プラチナ」しか存在しない。
成長性
後々どの程度スタンド能力が成長する可能性が残されているかを示したもの。生まれたてのスタンドや、本体が強い向上心を持つ場合に高評価が与えられている。成長しきった場合には「完成」の評価が付く。主人公のスタンドではPart4の東方仗助の「クレイジー・ダイヤモンド(C評価)」を除いて全てA評価である。なお、「スター・プラチナ」はPart3ではA評価、Part6ではE(完成)の評価が与えられている。例外的に「グリーン・デイ」や「ノトーリアス・BIG」のような能力が無制限に増大していくタイプなどもその性質を反映してA評価になることがあるが、いずれも特殊なケースである。

各部ごとのスタンド一覧[]

下記の一覧は、作中に登場する全てのスタンドを記述した。存在が指摘されながらも、作中に登場しないスタンド(虹村の父やソルベ、ジェラートなど)に関しては記述していない。さらに、能力名かスタンド名かはっきりしないもの(スター・プラチナ・ザ・ワールド、エピタフなど)も省いた。スタンド能力かどうかはっきりしていないもの(アース・ウインド・アンド・ファイヤーなど)は区別せずそのまま記載している。

なお、スタンド名に読み仮名が必要なものは、括弧内に記した。また、スタンドに表記ゆれが存在するものに関しても、括弧内に記してある。但し、本体の表記揺れは省いた上、全ての読み仮名や、表記ゆれを網羅しているわけではないので、注意が必要である。

基本的にはスタンド名順(五十音順)に並べ、スタンド名が不明なものは最後尾に回した上で本体名順で並べている。1つのスタンドに複数の本体(スタンド使い)が存在したものについては、上から下に本体になった順に並べてある。また逆に一人のスタンド使いが能力の成長などで複数のスタンドを持ったとされるケースでは、能力的特長や名前からして関連が深いと思われるものは上から下にその能力を身につけた順に並べ、関連性が薄い物は別個のものとして扱っている。

本体名に関しては、後から判明したものを除き詳しく記述していないので、それぞれの作品内にある登場人物紹介を参照のこと。

Part3 スターダストクルセイダースのスタンド[]

スタンド個々の詳細については『スターダストクルセイダース』を参照のこと。名前の由来については下記の3種類が存在する。

タロットカードのスタンド
タロット大アルカナに由来するスタンド名。作者曰く「敵味方合わせて22人(タロットカードの枚数)ぐらいで終わるだろうと思って描き始めた」とのこと。
エジプト9栄神のスタンド
エジプト神話の9栄神に由来するスタンド名(エジプト九柱神がモデルだと思われるが、一部の神が異なる。なお、実際には「エジプト9栄神」なる分類のカードは存在せず、漫画オリジナルの設定である)。原作でも「エジプト9柱神」と誤植をしている箇所があった。
その他のスタンド
タロットカード、エジプト9栄神のいずれにもよらないスタンド。もしくは無名。名前があるスタンドは画集『JoJo6251[荒木飛呂彦の世界]』での後付けである。
タロットカード由来のスタンド(この表のみ並びはタロットの番号順)
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
ザ・フール(愚者 イギー 砂のスタンド。さまざまな形状に変化させ飛行する事も可能。
マジシャンズ・レッド
魔術師の赤)
モハメド・アヴドゥル 鳥人の姿をしており、口から鉄をも溶かす炎を生み出し自在に操る。
ハイ・プリエステス
女教皇
ミドラー 様々な鉱物・無機物に変身可能な遠距離型のスタンド。
エンプレス(女帝 ネーナ 人面瘡となって人に取り付く、食事をして成長する。
エンペラー(皇帝 ホル・ホース 拳銃型。弾丸も含めてスタンドであり、軌道を自由に操作出来る。
ハイエロファント・グリーン
法皇の緑)
(ハイエロファント・エメラルド[7]
花京院典明 遠距離操作型。触手状になるほか、強力な遠距離攻撃、エメラルドスプラッシュを放つ。
ラバーズ、こいびと[8]
恋人
鋼入りのダン
(スティーリー・ダン)
とても小さく、パワーが無いが、極めて長い射程を持つ。人の脳に進入し、本体のダメージと同じように相手を攻撃する。
シルバー・チャリオッツ(銀の戦車 ジャン=ピエール・ポルナレフ 騎士の姿をした近距離スピード型。レイピアによる斬撃を繰り出す。甲冑を脱ぎ、スピードを上げることも可能。
ストレングス( フォーエバー[9] 大型船舶そのままの形をしたスタンド。スタンド能力者でない者にも視認できる。
なおその理由は作中ではパワーの巨大さのためではというアブドゥルの推測までしか語られていない。後に画集「JoJo6251」では「小さな船と一体化」しているスタンドだと説明されているが、それと同時に「エネルギーがあまりにも巨大なので、普通の人間にも見ることができる」と、アブドゥルの推測通りのことも書かれている。
ハーミット・パープル
隠者の紫)
ジョセフ・ジョースター イバラの姿。遠隔視、念写、探索などが可能。イバラを伸ばし、縛り付けることも可能。波紋の伝導もできる。
ホウィール・オブ・フォーチュン
運命の車輪
ズィー・ズィー[9] 自動車と一体化し、怪物のような姿に変形させる。
ジャスティス(正義 エンヤ婆 霧状のスタンド。幻覚を引き起こしたり、傷口から侵入し人間や死体を操る。
ハングドマン
吊られた男
J・ガイル 光を反射する物に写りこみ、鏡像を攻撃する事で実体にも同じダメージを与える。
デス・サーティーン
死神13)
マニッシュ・ボーイ[9] 眠っている者の精神をスタンド能力で作りだした悪夢世界へ引きずり込む。
イエロー・テンパランス(黄の節制 ラバーソール[9] スライム状で、肉と融合している実体化系スタンド。生物を取り込むほか、衝撃や熱を吸収する高い防御力を持つ。
エボニー・デビル
悪魔
呪いのデーボ 本体の受けた傷の恨みをパワーに変え、人形に取り憑いて操る。
タワー・オブ・グレー
(灰の
グレーフライ[9] クワガタムシの姿をしており、凄まじい速さで飛行する攻撃力も高い小型のスタンド。
スター・プラチナ
の白金)
空条承太郎 高いパワーとスピードを持ちかなり精密な動きもする。第三部終盤で時を止める能力も持つ事が判明。ザ・ワールドとかなりタイプが近いスタンド。
ダーク・ブルー・ムーン
(暗青の
偽キャプテン・テニール
(本名不明)
半魚人のような姿。水中戦闘に適応したスタンド。
ザ・サン[8]太陽 アラビア・ファッツ[9] 巨大な火の玉状スタンド。高温やレーザーで攻撃する。
ジャッジメント(審判 カメオ 対象者の願望を土に投影し実体化させ、攻撃させることが出来る。
ザ・ワールド(世界21) DIO(ディオ) 圧倒的なパワーとスピード、精密な動きに加え、時を止める能力を持つ。スター・プラチナとかなりタイプが近いスタンド。
エジプト9栄神由来のスタンド
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
アトゥム神 テレンス・T・ダービー YES/NO形式で相手の心を読む能力を持ち、「勝負」で負かした者の魂を奪って人形に封じ込める。
アヌビス神 キャラバン・サライ[10]
(500年前の刀鍛冶)
実物の刀に意思のあるスタンドが乗り移った特殊な状態で、手にした者の精神を乗っ取る。斬撃または本体が物体をすり抜ける事ができ、また、1度受けた攻撃を学習し成長する。
チャカ
カーン[11](床屋の男)
ジャン=ピエール・ポルナレフ
少年
オシリス神 ダニエル・J・ダービー[12] 「賭け」に負けた者の魂を奪い、コイン状に変える。
クヌム神 オインゴ 自分の顔や姿を変えることが可能。体臭・指紋・声帯まで他人そっくりに変身できる。
ゲブ神 ンドゥール 水と一体化。液体状のヴィジョンを自由自在に操る。射程距離が極めて長い。
セト神 アレッシー 本体の影と同化しており、影に触れた相手を若返らせ(胎児ほどまで可能)同時にスタンドのパワーも弱体化させる。(生まれつきのスタンド使いではない者はスタンド能力すらない状態になる)
トト神 ボインゴ 本型のスタンド。極近い未来を漫画の形で予知する。
バステト女神 マライア(マライヤ) コンセントを出現させ、触れた人間に強力な磁力を帯びさせる。
ホルス神 ペット・ショップ 氷または冷気を操るスタンド。湖を一瞬で凍結させる程の強いスタンドパワーを持つ。
由来を持たないスタンド
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
クリーム[13] ヴァニラ・アイス 口が暗黒空間の入り口になっているスタンド。自分で自分を食べる事で、暗黒空間の入り口だけを外側に出現させ、触れた全ての物を消滅させる。暗黒空間に姿を隠しているので、音も臭いも無い。
ティナー・サックス[13] ケニーG 幻覚を見せる。
無名[3] 空条ホリィ 背中に寄生しているシダ植物のようなスタンド。ホリィの平和な性格が災いし本体の意思で操る事が出来なかった上、DIOが倒されたことで消滅したため、能力は不明。名前もつけられることは無かった。
無名 DIO(ディオ) イバラ状で念写能力を持つハーミット・パープルにタイプの近いスタンド。第三部の初期にのみ使用した。作品内では何も詳しい説明が無かったが、画集『JOJO A-GO!GO!』では「ザ・ワールドとは別個のスタンドであり、ジョナサン・ジョースターの肉体が発現させたもの」と説明されている。

Part4 ダイヤモンドは砕けないのスタンド[]

スタンド個々の詳細については『ダイヤモンドは砕けない』を参照のこと。

スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
アース・ウインド・アンド・ファイヤー[10] 支倉未起隆
(ヌ・ミキタカゾ・ンシ)
本体の肉体を物体に変身させる。他人や複雑な構造のものには変身できない。
アクア・ネックレス(水の首かざり) 片桐安十郎(通称「アンジェロ」) 水分に同化する能力を持つ。雨や水蒸気、飲み物に化けて体内からの攻撃を行なう。
アクトン・ベイビー[14] 静・ジョースター
(ジョセフの養子になってからの名前。それ以前の名前は不明)
本体やその周囲にあるものを透明にする能力を持つ。スタンド像は無い。
アトム・ハート・ファーザー 吉良吉廣 本体である吉廣は幽霊であり、自分と共に写真に写っている空間を支配する。写真の中で攻撃されると現実にも反映される。
エコーズ
ACT1(- アクトワン)
広瀬康一 トカゲのような姿をした遠隔操作型。音を物体に染み込ませる能力を持つ。
ACT2(- アクトツー) しっぽを擬音へと変えて、その擬音通りの現象を発生させる。
ACT3(- アクトスリー) 近距離パワー型。殴った対象が本体に近づくとそれに比例して加重を与える。
エニグマ 宮本輝之輔[10] あらゆる物質を紙に閉じ込める。恐怖するときに相手が発するサインを見抜く事で、人間も閉じ込める事が出来る。
キラー・クイーン 吉良吉影 触れたものを爆弾に変える。触れただけで爆発する接触型とスイッチ起動による起爆型の2タイプある。同時に2つ以上は爆弾にできない。
シアー・ハート・アタック
(キラークイーン第2の爆弾)
左手から戦車のような形をした爆弾を射出する。熱源を探知し温度の高いものに突撃し、爆発する。
キラー・クイーン バイツァ・ダスト
(BITE THE DUST、負けて死ね)
(キラークイーン第3の爆弾)
スタンド能力を持たない人間に取り憑き、取り憑いた人間から本体についての情報を得た者を爆破し、時間を1時間戻す。時間を巻き戻しても、能力が解除されない限りは爆破される運命に決定されている。
クレイジー・ダイヤモンド
(狂った金剛石)
東方仗助 近距離パワー型。触れた物体を直す。自分以外なら生物も治せるが、死者を生き返らせる事はできない。
サーフィス(うわっ面) 間田敏和 木製の人形と同化していて、その人形に触れた者の姿形をコピーする。またその状態でなら正面から向き合うことで相手を操れる。
ザ・ハンド(手) 虹村億泰 近距離パワー型。右手で空間を削り取る能力を持つ。
ザ・ロック(錠前) 小林玉美 相手が罪悪感を持つと、錠前として相手に張り付ける能力を持つ。契約等にも強制力があるようだがその描写はされなかった。
シンデレラ 辻彩 肉体のパーツやイメージを変換する。人相や手相などにより運勢を操作する事も出来る。
スーパー・フライ 鋼田一豊大(偽名) 鉄塔に取り憑いたスタンド。自立型のスタンドで、「鉄塔に1人絶対に閉じ込める」「本体(鉄塔)の破壊不可能」の能力を持つ。閉じ込めた生命体の力をエネルギーとしている。
ストレイ・キャット(猫草) 猫草(元・タマ) 外傷による仮死状態にあった自身を、動物でもあり植物でもあるような新生物(視覚、聴覚、嗅覚等を持つ。土から養分はとっていないが光合成はしている)に変貌させた。光合成で作ったエネルギーを使い周りの空気を自由自在に操る。
チープ・トリック 乙雅三 自立型のスタンド。誰か(精神を持つ存在なら人間でなくても良い)の背中に取り憑く。その取り憑かれた者が別の誰かに背中を見られると、背中を引き剥がしつつその背中を見た側の者に乗り移り、新しい本体とする。その他には他者に話しかける事しかできないが、その言葉は動物にも通じる。
岸辺露伴
ハーヴェスト(収穫) 矢安宮重清(通称「重ちー」) 無数の小さな虫のようなスタンドで、非常に広い射程を持つ。
パール・ジャム トニオ・トラサルディー かなり小さいスタンドで調理時に食材と混ざり、食べた者の身体に影響を及ぼす。
ハイウェイ・スター 噴上裕也 最高時速60kmのスピードで走行し匂いで敵を追跡する。触れると養分を吸い取り本体の傷を癒す。
バッド・カンパニー(極悪中隊) 虹村形兆 歩兵60名、戦車7台、ヘリ4機で構成されるミニチュア軍隊を操作する。射程距離は長くないが高い攻撃力を持つ。
ヘブンズ・ドアー(天国への扉) 岸辺露伴 相手を本へと変え、過去の体験を読んだり、余白に命令を書き込んだりする。
ボーイ・II・マン(ボーイ・ツー・マン) 大柳賢 ジャンケンを挑み負けた者の精神を屈服させる事でスタンド能力を吸収する。3回勝つと相手のスタンドを完全に掌握する。逆に3回負けると取り込んだスタンドが離れる。
ラット 虫喰い、
虫喰いでない[10]
砲台型のスタンド。対象を溶解させる毒針を発射する。初めて全く同じ外見、能力のスタンドが複数登場した例である。
ラブ・デラックス 山岸由花子 本体の髪の毛を実態としたスタンド。髪の毛を他人に植え付けて操ることも可能。
レッド・ホット・チリ・ペッパー 音石明 本体の精神力だけでなく電力をエネルギー源にするスタンド。電線等の中を移動可能で、他の物体を電気に変換して持ち運ぶことも出来る。遠距離まで行けるタイプだが、十分に電力があれば格闘戦でのパワーも強い。反面、電力が途絶えるとそれだけで生命の危険に陥る。

Part5 黄金の風のスタンド[]

スタンド個々の詳細については『黄金の風』を参照のこと。

Part5では、通常のスタンドの他に、レクイエム(鎮魂歌)と呼ばれるスタンド(能力)が存在する。レクイエムとは、スタンドを発現させる「矢」でスタンドを貫くことにより生まれる未知なる能力の事である。

通常のスタンド
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
エアロスミス ナランチャ・ギルガ 小さな戦闘機の像をしており、二酸化炭素を探知し機銃と爆弾で攻撃する。
オアシス セッコ 装着型。物体を泥状にし、その中を泳ぐ様に進む。パワーも極めて高い。
キング・クリムゾン ディアボロ
(ヴィネガー・ドッピオ)
時間を吹き飛ばし(過程を消す)、その中を自由に行動する。
エピタフ(墓碑銘) 未来を予知する。キングクリムゾンの額にある顔。
クラッシュ スクアーロ 鮫のような姿をしており、水から水へ瞬間移動する能力を持つ。
クラフト・ワーク サーレー[14] 触れた物をその場に固定する。
グリーン・ディ チョコラータ 現在地より低い位置に移動した生物を急速に腐食させるカビを、周囲に散布する。
ゴールド・エクスペリエンス
(黄金体験)
ジョルノ・ジョバァーナ
(汐華初流乃)
無機物に生命を与え、生まれた生物に攻撃を与えると攻撃を反射する。また、生物を殴ると感覚が暴走する。
ザ・グレイトフル・デッド
(偉大なる死)
プロシュート 周囲の人間を老化させる。体温が高いほど老化速度が速くなる。
スティッキィ・フィンガーズ ブローノ・ブチャラティ 殴ったものにジッパーを貼り付け、その切断面の空間を操る。
スパイス・ガール トリッシュ・ウナ 殴った物体を柔らかくする。
セックス・ピストルズ グイード・ミスタ 銃弾に取り付き、発射後に銃弾の軌道を操作する。全部で6体。
ソフト・マシーン マリオ・ズッケェロ 手にした針で刺した物をペラペラな薄っぺらい状態にする。
トーキング・ヘッド ティッツァーノ 人間の舌に取り付き、嘘しか言えなくする。
ノトーリアス・B・I・G
(-・ビッグ、-・ビー・アイ・ジー[15]
カルネ 殺された恨みをエネルギーとし、早く動くものを優先して攻撃する。
パープル・ヘイズ
(紫の煙)
パンナコッタ・フーゴ 近距離パワー型。拳に殺人ウイルスの入ったカプセルを持つ。
ビーチ・ボーイ ペッシ 釣り竿のスタンド。物体を透過して対象物を釣り上げる。
ブラック・サバス ポルポ ライターの“再点火”を見た者を自動追跡し、口の中の矢で攻撃する。日光に弱く、影に潜んで移動する。
ベイビィ・フェイス メローネ 成長する自動追跡タイプ。パソコン型の「親」と標的の血液から作られた「子」に分かれ、「子」は物体を分解して違う物体に作り変える能力を持つ。
ホワイト・アルバム ギアッチョ 装着型。超低温を操り、周囲の温度を瞬時に絶対零度まで下げる事が可能。
マン・イン・ザ・ミラー イルーゾォ 本体が許可したものを「鏡の中の世界」に引きずり込む。
ミスター・プレジデント[10]
(T-レックス[16]
ココ・ジャンボ[10] 本体の甲羅に鍵をはめ込む事により甲羅の中に部屋が出現する。
ムーディー・ブルース レオーネ・アバッキオ 対象の過去の出来事をビデオのように再現する。ただし再生中は本体が無防備になる。
メタリカ リゾット・ネエロ 磁力を操り、相手の血液内の「鉄分」等、あらゆる鉄を操作できる小さな亡霊のようなスタンド。砂鉄を身に纏い、周囲の風景に溶け込むことも可能。
リトル・フィート ホルマジオ 切りつけられた者と、その者が触れているものを小さくする。本体も小さく出来る。
ローリング・ストーン(ズ)[14]
(ローリング・ストーン[17]
スコリッピ 石の姿をしており、対象を安楽死させるために追跡する。自動追跡型で本人すら操作できない。
レクイエム(鎮魂歌)
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム ジョルノ・ジョバァーナ 自我を持ち、行動や意思の力を「ゼロ」にする能力を持つ。このスタンドを相手にすると、永遠に「真実」に辿り着けなくなる(「死んだこと」がゼロになり死ぬという真実に到達できず無限に死に続ける、など)。
シルバー・チャリオッツ・レクイエム
(レクイエム)
ジャン=ピエール・ポルナレフ 周囲の全ての生物を眠らせ、眠った時に一番近くにいた者との魂を入れ替える。攻撃したスタンド使いのスタンドを逆に利用して反撃できる。魂を入れ替えられた者はやがて別の生物へと変化してしまう。

Part6 ストーンオーシャンのスタンド[]

スタンド個々の詳細については『ストーンオーシャン』を参照のこと。

スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
アンダー・ワールド ドナテロ・ヴェルサス 地面の中に埋まっている“出来事の記録”を自在に掘り起こし、再現する。
ウェザー・リポート ウェザー・リポート
(ウェス・ブルーマリン)
周囲の天候や大気を自在に操る。後にエンポリオ・アルニーニョが本体になる
ヘビー・ウェザー ウェザー・リポート 天然のサブリミナル映像「悪魔の虹」を作り出し、それに触れた者をカタツムリ化する
キッス[14]
(ザ・キッス[17]
エルメェス・コステロ 近距離パワー型。貼りつけた物体を2つに増やすシールを出す。シールを剥がすと物体は1つに戻るが破壊が生じる。
グーグー・ドールズ[14]
(グーグー・ドール[17]
グェス 生物に取り憑き身体を縮小させる。本体は不可。
サバイバー 山小屋の主人 周囲の人間の脳神経に電気信号を送り、凶暴で好戦的にさせる。
グッチョ
C-MOON(シー・ムーン) エンリコ・プッチ+
緑色の赤ん坊(名称不明)
遠隔操作型。殴ったものを裏返すほか、本体を中心にして周囲の重力の向きを変える。
メイド・イン・ヘブン
(Stairway to Heaven
〔天国への階段〕[14]
生物以外の全ての時間を無限大に「加速」させ、世界の「終末」の先にある一巡した「新世界」まで進める。本体は「加速」した時間のスピードで動ける。
ジェイル・ハウス・ロック
(JAIL HOUSE LOCK)
ミューミュー
(ミュッチャー・ミューラー)
脱獄しようと鉄格子に触れた者に対し、新しい出来事を3つまでしか覚えられなくさせる。
ジャンピン・ジャック・フラッシュ ラング・ラングラー 唾に触れたものを無重力状態にし、その対象が触れたものや周りの空気も無重力にして真空を作り出す。腕にある球体に入れたものを、遠心力を利用して発射できる。
スカイ・ハイ リキエル 未確認飛行生物“ロッズ”を操る。
ストーン・フリー 空条徐倫 本体の肉体を糸状に出来る。糸の塊の近距離パワー型としても操れる。負傷した体を縫ったり、服に擬態することも可能。
ダイバー・ダウン ナルシソ・アナスイ 物体や人体の中に潜行し、組み替えたり操作出来る。その他にも様々な応用が可能なスタンド。
ドラゴンズ・ドリーム(龍の夢) ケンゾー 竜の姿をしており、風水における“必殺の位置”、“大凶の位置”などを指し示し、触れた相手を大凶の位置から攻撃できる。必ずしも本体の言うことを聞かない中立のスタンド。
バーニング・ダウン・ザ・ハウス エンポリオ・アルニーニョ 既にこの世に存在しない部屋や道具の“幽霊”を扱える。
ハイウェイ・トゥ・ヘル サンダー・マックイイーン 本体が望む相手を、同じ方法で自殺の道連れにする。
フー・ファイターズ F・F(フー・ファイターズ) 知性を持ったプランクトンの集合体。一部を弾丸として飛ばして攻撃できる。また、仲間の負傷した個所に自分の一部を埋め込み、治療する事も可能。
プラネット・ウェイブス[14]
(アース・ウインド・アンド・ファイヤー[17]
ヴィヴァーノ・ウエストウッド 地球に墜落する隕石を自分に引き寄せ、その軌道上にいる敵を攻撃する。本体には当たる前に消えてしまう。
ボヘミアン・ラプソディー
(自由人の狂想曲)
ウンガロ 架空のキャラクターとストーリーを実体化させ、それらに興味がある人物の精神を分離させて引きずり込む。効果範囲は全世界。
ホワイト・スネイク エンリコ・プッチ 遠隔操作型。魂を記憶とスタンドの2枚の「DISC」にして取り出す。幻覚を見せたり、記憶の「DISC」で命令をすることもできる。
マリリン・マンソン
(取り立て人マリリン・マンソン)
ミラション ギャンブルの掛け金を100%取り立てる。
マンハッタン・トランスファー ジョンガリ・A 気流に乗って浮遊し、弾丸を目標へ中継する。
ヨーヨーマッ DアンG 自動操縦型。召使のように従順だが、標的が独りになった瞬間、肉を溶かす唾液で攻撃する。
リンプ・ビズキット スポーツ・マックス 死骸から透明なゾンビを発生させ操作する。
?(「謎」) 緑色の赤ん坊(名称不明) 射程内の、赤ん坊に近づく物を近づいた距離に比例して縮小させ、遠ざかるものは逆に距離に比例して巨大化させる。

Part7 スティール・ボール・ランのスタンド[]

スタンド個々の詳細については『スティール・ボール・ラン』を参照のこと。

それ自体が肉弾戦を行えるスタンドは少なく、本体が銃、鉄球などスタンド以外の攻撃を受けやすい。

スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
イン・ア・サイレント・ウェイ 砂男(サンドマン)
(サウンドマン)
「切った音」や「燃える音」などを擬音の形にし、それに触れたものに音の持つ効果を与える。
オー!ロンサム・ミー マウンテン・ティム 自身や他人の肉体をロープと一体化させ、バラバラに分解しロープ上を移動できる。
キャッチ・ザ・レインボー ブラックモア 触れた雨粒を空間に固定することができる仮面のスタンド。また雨と同化して空中を移動できる。
クリーム・スターター ホット・パンツ スプレー型のスタンド。肉体を搾りとり、クリーム状にして吹きつける。攻撃以外に、変装や治療にも使える。
シビル・ウォー アクセル・RO(ロー) 射程内にいる人物の捨て去ってきた過去を具現化して攻撃する。水で清めることで一時的に回避できる。
スケアリーモンスターズ
スケアリー・モンスター(恐竜)
フェルディナンド博士 生物を「恐竜」へと変え支配する。「恐竜」は動いてない物は認識できない。
ディエゴ・ブランドー
(Dio)
フェルディナンド博士から受け継いだ能力。上述の能力に加え、自身も恐竜化できる。
ザ・ワールド(THE WORLD) ディエゴ・ブランドー
(別次元から来た)
自分以外の時間を5秒間止める事ができる。
タスク(牙、爪[18]
ACT1(- アクトワン)
ジョニィ・ジョースター
(ジョナサン・ジョースター)
爪を高速回転させて、銃弾のように発射する。
ACT2(- アクトツー) 「黄金の回転」の軌跡で回転する爪弾の弾痕が自動的に敵を追尾し、敵が触れると破壊する。
ACT3(- アクトスリー) 弾痕の「黄金の回転」に自らの肉体を巻き込んで、別の弾痕へと自在に移動できる。
ACT4(- アクトフォー) 馬の生み出した「黄金の回転」のエネルギーにより、対象に無限かつ脱出不可能なダメージを与える。
タトゥーユー!
(TATOO YOU!)
11人の男たち
(名称不明)
お互いの背中に描かれた絵の中を自由に空間移動する。
チューブラー・ベルズ マイク・O 金属に息を吹き込んでバルーンアートの犬や鳥を作り出す。バルーンアートは匂いを覚えた者を追跡し攻撃する。
チョコレート・ディスコ ディ・ス・コ 腕に装着するスイッチ盤のようなスタンド。x軸y軸の座標のスイッチを押し、エネルギーや物質をそこに正確に落下させる。
Dirty deeds done dirt cheap
ディー・フォー・シー(D4C)
(いともたやすく行われるえげつない行為)
ファニー・ヴァレンタイン パラレルワールドを物質を通じて行来でき、パラレルワールドの出来事を同じ場所に存在させられる。
D4C -ラブトレイン- 聖人の遺体と一体化したルーシーを基点に生まれた「空間の隙間」に入り込む事で、自らに加えられた害悪を退ける。
退けられた害悪は世界のどこかで誰かが強制的に被る事になる。
20th センチュリー・ボーイ マジェント・マジェント 装甲のように身につける事であらゆる衝撃を地表へ受け流すが、装備中の本体は全く動くことができない。
不明 ジャイロ・ツェペリ 通称・スキャン。鉄球に目がつき、鉄球からの映像を右目で見ることができる。鉄球の振動によるスキャン能力もある。
ボール・ブレイカー 騎乗した馬の生み出した「黄金の回転」により鉄球を回転させ、次元の壁をも越えて相手にダメージを与える。
ヴァレンタインに対して使用した時にはヴァレンタインの肉体を急速に老化させた。
マンダム リンゴォ・ロードアゲイン 本体が時計の秒針を戻すことで、6秒だけ時間を戻す。その6秒間の記憶は残る。(実際は時計の針を戻さなくとも発動できる。)
ワイアード ポーク・パイ・ハット小僧 水を張った皿を入り口に、空間にフックのついた2本のワイヤーをたらして相手を釣り上げる。
不明 アンドレ・ブンブーン 鉄を操る。自分の血液に触れた者を磁石化する。
不明 L.A.ブンブーン 砂鉄を操り、大量の砂鉄で相手を拘束する。
不明 オエコモバ 触れたものを爆弾に変え、つけたピンが外れると爆発する。液体、気体、生物までも爆弾に変えることができる。
不明 ベンジャミン・ブンブーン 鉄を操る。鉄を顔に埋め込み、顔を変化させることが可能。
不明 ポコロコ 凄まじい幸運を呼び寄せる。自我を持っている。
不明 ルーシー・スティール 板状に涙を変化させ、切りつけたものに徐々にエスカレートする同一の災難を与える。
一部の読者にチケット・ゥ・ライド(涙の乗車券)と呼ばれているが、これはルーシーが列車に乗り込むも敵に囚われてしまうエピソードのサブタイトルである。

メディアミックス作品のスタンド[]

小説 『ジョジョの奇妙な冒険』(関島眞頼、山口宏)
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
サタニック・カプラー
(凶悪連結器)
アブサロム 列車のイメージを現実化する。
ダーク・ミラージュ
(闇の蜃気楼)
ミカル 視界内の蜃気楼を現実のものにする。
プタハ神
(創世の書)
書記アニ 創世の書に書かれた文章を読み上げると、読み上げた部分が現実化する。
CDカセットブック 『ジョジョの奇妙な冒険』
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
ストレンジ・リレイション オルガン弾きの老人 オルガンの音色を聞いた者を操る。超低周波を発して物体を破壊する。
小説 『"The Book" jojo's bizarre adventure 4th another day』(乙一)
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
The Book 蓮見琢馬 本体の体験を文章に変えて記録する。記述を見せた人間にその内容を体験させる。
メモリー・オブ・ジェット
黒い琥珀の記憶)
双葉照彦
(大神照彦)
対象とした人物、または区画に誰も近付こうとしなくなる。特定の人物も指定できる。
小説 『ジョジョの奇妙な冒険II ゴールデンハート / ゴールデンリング』(大塚ギチ、宮昌太朗)
スタンド名 本体(スタンド使い) 能力
ザ・キュアー コニーリオ 怪我、病気を治す。治せるエネルギーには許容量あり(許容値を越えると暴走する)。
ジョイ・ディヴィジョン ソリョラ・ロペス
(セッピア)
右手から左手に物体を瞬間移動可能。時間差も可。
パブリック・イメージ・リミテッド リガトニ ライフルの弾丸に同化。命中した相手のスタンドエネルギーを吸収し奪う。

脚注[]

  1. 単行本44巻、131ページ。
  2. 人間以外のスタンド使いも登場するが、便宜上本記事では人間という言葉を主に用いる。
  3. 3.0 3.1 『集英社ジャンプリミックス ダイヤモンドは砕けないvol12 クレイジー・ダイヤモンド編』 P96「What is the STAND?」 ただしこのコラムの内容は編集部がコミックスを基に推測したものであるとの但し書きが入れてある。
  4. 画集『JoJo6251 [荒木飛呂彦の世界]』166ページより。
  5. 第三部において、幼い子供に戻されてしまったポルナレフが、本体を守るために銃弾をシルバー・チャリオッツの剣で弾いた際、剣の方も曲がってしまった。
  6. 正確にいえば本体ごと動ける装着型や一体化型、および自動操縦型の一部は高速移動が可能である。ただしいずれも例外的であって、作中人物が驚いているシーンがある。
  7. 初登場時の名前。文庫版で修正。
  8. 8.0 8.1 初期の単行本では「たいよう」と当てられていたが後に修正された。
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 9.5 カプコンのゲーム及び画集『JOJO A-GO!GO!』で判明した名前。
  10. 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 画集『JOJO A-GO!GO!』で判明した名前。
  11. カプコンのゲームで判明した名前。
  12. テレンス・T・ダービーのプロフィール紹介で判明したフルネーム。
  13. 13.0 13.1 画集『JoJo6251[荒木飛呂彦の世界]』で判明した名前。
  14. 14.0 14.1 14.2 14.3 14.4 14.5 14.6 単行本のおまけページで判明した名前。
  15. 二度目の名称登場時の名前。文庫版で修正。
  16. 作者インタビュー時の名前。
  17. 17.0 17.1 17.2 17.3 作中での名前。
  18. 単行本22巻における紹介文より。

th:สแตนด์ (การ์ตูน) zh:替身 (JoJo的奇妙冒險)

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